余分な体脂肪はどうしたら減らせるの?
     「リパーゼ」と油滴を接触させよう!




脂肪細胞の細胞質の中には、核・ミトコンドリア・小胞体・油滴などがあります。油滴が大部分を占めていますが、小胞体の膜にはめ込まれている脂肪分解酵素「リパーゼ」が脂肪を分解してくれます。油滴の表面にはタンパク質と結合したリン脂質の「カギ」がかけられています。リン脂質のままではリパーゼは自由に油滴と接触できませんので、リン脂質の扉の「カギ」を開けてリパーゼに中に入り込んでもらわなければなりません。その「カギ」を開ける役目をするのが、ノルアドレナリン・アドレナリン・副腎皮質ホルモンなどのホルモンです。ホルモンを出すためには中等度の全身運動を行うと効果的で、運動が刺激となって交感神経の末端からホルモンが出されます。
リパーゼの働きによって分解された脂肪は脂肪酸を放出しますが、脂肪酸は血液の流れに乗って筋肉に運ばれていきます。骨格筋は赤筋線維と白筋繊維の2種類からできていますが、脂肪酸は主に脂肪の蓄積量が多く脂肪燃焼能力が高い赤筋線維に取り込まれます。赤筋繊維に取り込まれた脂肪酸は、二酸化炭素と水に分解されますが、この時に発生するエネルギーが筋肉を動かします。油滴から変化した脂肪がここで使われ油滴が小さくなりますが、せっかく筋肉まで運ばれてきた脂肪酸も使用されないと肝臓に運ばれ中性脂肪に合成され再び脂肪組織へと戻って油滴になってしまいます。 

◆金沢市医師会より

 赤筋繊維は背中や手足の深いところに多く ゆっくりとした全身運動を持続するときに働き、瞬間的な運動はできません。赤筋繊維が脂肪を分解してエネルギーを出す時に大量の酸素を使います。脂肪燃焼に効果的な運動は酸素を取り入れながら、ゆっくりと全身を動かす運動(有酸素運動)で息苦しさを感じない程度の強さで、ゆったりと長時間行うことが必要です。短いときで30分ぐらい、長い場合は2時間〜3時間行うのが良いです。息苦しさを感じるのは、酸素が十分に足りていないからで、脂肪を燃焼させるのには不適当です。

<参考ホームページ>
・有酸素運動がよい訳
http://www.town.nyuzen.toyama.jp/sanwel/school/sakuhin/hansaku/yousanso.htm

・脂肪の分解・どうしたら痩せる
http://www6.big.or.jp/~1happy/Shop/kenkou3.htm

・内臓脂肪燃焼のダイエット
http://www.xn--v6q426ishax2a.net/