純粋な脂肪には1gあたり9キロカロリーのエネルギーがあります。体脂肪には水分なども含まれていますので1gのエネルギーは7キロカロリーほどになります。体は脂肪以外に糖やアミノ酸も燃料として使うため、運動で脂肪を1gなくすには14キロカロリーほど消費する必要があるといわれています。1Kgなら1万4千キロカロリー分の運動をしなければなりません。
 筋肉トレーニングをランニングやウオーキングなどの有酸素運動と組み合わせるといいといわれています。筋トレをすると脳の下垂体から成長ホルモンがでます。成長ホルモンは筋肉をつくる上、体脂肪を脂肪酸とグリセロールという物質に分解することが分かってきました。体内で燃焼するのは脂肪酸です。まず筋トレで脂肪を分解し、脂肪酸が血中に出た頃に有酸素運動をすれば効率よく体脂肪を減らせるはずです。
 成長ホルモンには筋肉などでエネルギーを熱として発散させるのにかかわる遺伝子を活性化させる働きもあります。軽い負荷でも高負荷と同程度の成長ホルモンがでるという「加圧筋トレ」という方法があります。専用のベルトを腕や脚の付け根に巻き、血流を制限して筋トレをする手法です。実際、加圧ベルトを巻いてみると、じっとしているだけで手足が内側から張るような痛みを感じ、ゆっくり動かすのがやっとです。強く締めすぎると、血流が滞って血栓ができる危険があります。

◆金沢市医師会より

 本格的な加圧筋トレは、講習を受けた指導者のもとでしかできません。40〜60代の女性11人に4ヶ月間、加圧をして上腕を鍛える約10分の筋トレを週2回の割合で行ったところ、強度は最大筋力の約半分でしたが、筋肉の量と筋力は約2割増加。加圧しないで最大筋力の8割で鍛えたのとほぼ同じだそうです。スポーツ障害者のリハビリに活用する施設もあります。早い例では復帰までのリハビリ機関が従来の半分近くですむ人もいるそうです。

<参考ホームページ>
・加圧筋力トレーニングの本部
 http://www.kaatsu.com/

・加圧トレーニングのメカニズム
 http://www.kaats.jp/what/mechanism.html

・成長ホルモンとは
 http://www.kaats.jp/what/hormone.html