子宮頸がん検診の受診機関リスト

20歳代から子宮頸がん検診を積極的に受けることが大切
 子宮頸がんは、初期にはほとんど症状がありません。そのため、早期発見をするには「検診」を受けることが必要です。子宮頸部の細胞を採取し、顕微鏡で細胞を調べる方法です。

 アメリカでは18歳以上の女性の80%以上の方が子宮頸がん検診を受けており、特にハワイでは90%以上の受診率があります。しかし、石川県では受診率が15%を割り込んでおり、このような低受診率では、子宮頸がんを発見することが非常に困難になってきています。平成18年度から子宮頸がん検診の対象者が20歳から60歳までの女性に広がりましたが、若い人の低受診率が目立ちます。子宮頸がん検診は、子宮頸がんの前の段階から発見できる非常に有用な検査です。定期的に検診を受けていれば子宮頸がんで子宮を失うことはない、と言っても過言ではありません。

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスが原因
 子宮頸がんには「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が大きくかかわっていることがわかってきました。子宮頸部(入り口)に感染するウイルスで、性経験がある女性の感染率は10%程度ですが、一生涯のうちに9割程度が一度は感染すると言われています。しかし、ほとんどのウイルスは排出されてしまいますが、数%の人は排出されずに持続感染となり、平均6年〜10数年で子宮頸がんへと進行していく可能性があります。HPVのうちの十数種類のタイプが、子宮頸がんの原因になると考えられています。性交渉の経験があれば、「自分を守る手段」として20歳代から積極的に検診を受けることが大切です。

金沢市すこやか検診
 子宮頸がん検診の精度を上げるために、全国に先駆けて平成16年度より細胞診検査に加えてHPV検査を導入しました。平成23年度より細胞診検査方法に液状化検体細胞診を採用しました。全国の自治体では金沢市が最初に採用した検査方法で、これにより細胞の重なりがなくなり、精度の高い検診となります。
 下記グラフで平成18年度の受診者数が激減していますが、これはこの年度から隔年検診になり受診率が半減したためです。


子宮がん
要精密検査は必ず受診を
 「要精密検査」と診断されても、がんと決まったわけではありません。がんが見つかる可能性があるということですから、精密検査を必ず受けてください。
検診内容
 子宮頸がん検診
   子宮頸部の細胞をとって顕微鏡で検査します。簡単で痛みはほとんどありません。平成19年度より、20〜60歳の女性で前年度子宮頸がん検診未受診者が対象です。
 ヒトパピローマウイルス検査
   子宮頸がん検診にあわせて細胞をとり、細胞分類でASC-USと判定された場合にのみ検査します。全例に検査するわけではありません。

子宮頸がん予防ワクチン
 子宮頸がんの原因のほとんどはHPVですから、HPV感染を防げば子宮頸がんを7割ほど防ぐことが出来ます。子宮頸がん予防ワクチンが発売され、現在13歳の女子に公費負担で接種が行われています。積極的接種勧奨となっていませんが、将来の子宮頸がん予防のためにメリットは大です。対象年齢以外の方でも45歳までは推奨年齢ですから、多くの方々のワクチン接種をお願いします。また、ワクチンを接種しても定期的な子宮頸がん検診は必要です。隣人・友人を誘って産婦人科を受診下さい。