聴力検診の受診機関リスト


あなたも聴力検診で「きこえ」を確認してみませんか

 一口に「きこえ」が悪いといってもさまざまな原因があり、「治る難聴」と「治らない難聴」があります。それぞれの難聴について簡単にお話しします。

「治る難聴」
  1. 耳垢が詰まっても「きこえ」が悪くなります。難聴で耳鼻科を訪れる方々には「耳垢」が原因である場合が少なくありません。
  2. 鼓膜の奥には鼓室という部屋があります。この部屋に水がたまることがあります。こんなときは部屋の中の水を取ってくることで「きこえ」は元に戻ります
  3. 音を伝える神経が突然悪くなる難聴があります。「突発性難聴」や「急性低音性感音難聴」がそうです。治療が早ければ早いほど「きこえ」は回復します。
「治らない難聴」

  1. 生まれつき「きこえ」の悪い方、「きこえ」が悪くなってから長い間経っている場合は、残念ながら治療しても「きこえ」はよくなりません。
  2. 「きこえ」に老化を来した場合、いわゆる老人性難聴ですが、高い音から聞こえなくなります。昨年度の検診対象者で、生活に支障を来たす難聴が認められた方々の約3/4は老人性難聴です。老人性難聴は、生活の中では「音が聞こえなくなる」難聴ではなく、「ことばがはっきり聞き取りにくい」と自覚することが多い難聴です。
     昨年の検診結果を簡単に説明します(グラフ参照)。補聴器など何らかの対策が必要な中・高度難聴の方は65-66歳では2.5%に過ぎないのに対し、73-74歳では約5倍(!)の12.4%となっています。また健康成人と比較しても遜色のない「正常」聴力をお持ちの方は65-66歳では全体の3/4くらいの人数ですが、73-74歳では半分弱の割合になってしまいます。徐々に進む聴力低下はなかなか自覚されにくいため、この検診の必要性が改めて感じられます。
聴力

 さて、「すこやか」の聴力検診では、「きこえ」が悪い場合、「治る難聴」か「治らない難聴」を判断します。「治る難聴」は治療に入り、「きこえ」を元に戻します。「治らない難聴」は補聴器の装用を勧めています。
 補聴器には、「雑音がうるさい、ピーピー鳴る、響いて聞こえる」といった以前のイメージが残っており、市民権は得ていないようです。聴力検診で補聴器を勧めても、7割の方は積極的に補聴器を装用しません。補聴器もデジタル化し長足の進歩を遂げておりますが、使い勝手の悪さや不具合がないわけではありません。しかし、老人性難聴の高齢者にとって、四六時中、補聴器を装用する必要はありません。車通りの激しいところ、騒々しいところでは補聴器はうるさいだけです。うまく、補聴器と付き合っていくことで、高齢者の方は難聴と付き合っていけることでしょう。

 金沢市の聴力検診を受けて、ご自身の「きこえ」を確認してみませんか。