糖尿病教室


よ湯〜の お風呂生活

寒い時期、暖かいお風呂は心も体もほかほかにしてくれます。

入浴の3大効果として

が挙げられます。血圧低下、血行促進など、いずれも私たちの体にとっては良い効果をもたらしてくれます。
ですから手放しで入浴をお勧めしたいところですが・・・

お風呂は時に危険な場所であったりもするのです!?

よ湯〜の 掟!

安全に、快適に入浴するために、5つの掟を紹介します。

掟1 脱衣室や浴室は十分温めておくべし。
脱衣所で服を脱いだ時、またお風呂から出た時に、その場所が寒いと血管が収縮し、血圧が急上昇!!して心臓や脳にとって非常に危険です。脱衣室を暖かくし、浴室はシャワーを出すなどして、あらかじめ暖めておきましょう
脱衣所の室温が低いほど、血圧は高くなります。
とある町1年に起きた、お風呂での死亡事故件数のグラフです。寒い冬場に多いのが良くわかりますよね?
入浴事故のグラフ
掟2 お湯の温度は38度〜40度にし、長湯を避けるべし。
いきなり熱いお湯につかると、さらに血圧が上昇します。つかる前にかけ湯をし、湯船にはゆっくりとつかります。
続いて、温熱により血管が拡張して血圧が低下してきます(入浴前と比べると5〜30%ほど低下します)。この現象は長湯であるほど汗をかいて脱水になるので、強くなります。この状態でいきなり立ち上がると、起立性低血圧となり転倒などの危険性があります。
ワンポイント!
冷たいタオルを頭にのせるのものぼせ予防にいいですよ。 頭にタオルを載せている絵ってよく見ますよね?
掟3 お湯の量は少なめ、半身浴にすべし。
首までお湯につかると、水圧により心臓への血流量が増え、肺は圧迫されて、心臓や肺に負担がかかります。
ですから、上半身をみぞおち辺りまでだし半身浴にします。
湯船に坐った状態で頭を垂れた時に、顔がお湯につかないように、というのも目安です。
ワンポイント!
湯船に使っている時に足の指を観察してみましょう。どこかに傷はありませんか?ちゃんと10本ありますか?
掟4 入浴前後には水分をとるべし。
お風呂に入ると汗をかくので、身体の水分が失われます。
脱水による事故を防ぐため、入浴前後にコップ1杯の水分を取りましょう。
掟5 お風呂には夕方4時〜7時頃にはいるべし。
朝の起き掛けや、食事の直後、お酒を飲んだあとの入浴はやめましょう。
健康な人でもお酒の後にお風呂に入って溺れるといった事故を起こします。自分は平気と思っていると思わぬ事になりかねませんよ?
ワンポイント!
糖尿病の治療をされている方は、食事が終わって1時間半〜2時間後に入浴するよう、心がけてください。

お風呂での事故や発作は結構多く、特にこの季節は室温との差が大きいので危険です。
掟を守って安全に、あったかいお風呂に入って、身も心も温まってください。

ご家族みんなで気をつけて!!

特に高齢の方のいらっしゃるご家庭では、時々様子をみたりして頻繁に声をかけましょう
お風呂の温度や脱衣所の室温も気をつけてあげてください。

1人暮らしの方は、公衆浴場などを利用するのも良いでしょう。

入浴中に意識を失ったのを発見したら???

  1. 風呂蓋に頭をのせ、水没を防ぐ。
  2. 浴槽の栓を抜く。
  3. 力があれば外に出し、119番をする。

まずおぼれないように、呼吸が出来るようにしましょう。誰かが近くにいれば、大きな声で助けを呼んでください。

温泉大好き!!

温泉のお湯には、じつに様々な物質(ガスやイオンなど)がふくまれており、それらが血管や皮膚に作用して、血圧が下がったり肌がつるつるになったりします。また、飲用することにより、胃腸疾患や糖尿病の効能があるといわれるお湯もあります。(飲むことの出来ない泉質の温泉もありますので、注意!!)

温泉によってお湯に含まれる物質は違い、効能も少しずつ違いはありますが、どこの温泉でも「気持ちがゆったりして、体がすっきり」しますよね。これは全ての温泉に「総合的生体調整作用」というものがあるからだそうです。つまり、日常生活で乱れた自律神経系、内分泌(ホルモン)系、免疫系などのリズムを整え、疲労回復、健康増進させるという効能です。
温泉ならではの魅力ですね。

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2008-11-01公開


もりやま越野病院
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