糖尿病の食事療法


低血糖になったら・・・

低血糖になったら糖質を摂って安静にする、というのが基本ですが、今回はもう少し詳しくお話します。

低血糖症状が現れた場合、症状や時間帯などによってその対応方法は違います。また回復にも差が生じます。
大きく分けて、摂取する糖質によって以下のような違いがあります。

単純糖質(ブドウ糖、砂糖など)を摂ると・・・
血糖は速やかに上昇するが、下降も早い
複合糖質(ご飯、パンなどの食品交換表「表1」の食品)を摂ると・・・
血糖は緩やかに上昇、下降も緩やか

このような点を理解して対策方法を選びましょう!

では具体的には・・・

軽い低血糖(強い空腹感や倦怠感など)
  • 食事前であれば、早めに通常の食事を摂るようにする。
  • それ以外の時間帯であれば、ブドウ糖、砂糖、缶ジュースなどを摂り、症状が消えてから早めに次の食事を摂る。
強い低血糖(冷や汗、動機、脱力などが強い時)
  • 直ちにブドウ糖、砂糖、またはそれに相当する缶ジュースなどを取る。15分以内に症状の回復がなければ同じ対応を繰り返す
  • 症状が消えたら、食事前なら食事を、次の食事まで1時間以上あれば、1〜2単位の炭水化物を取る。

さて、1〜2単位の炭水化物とは、何がどれくらいでしょう?これはいざと言うときの為に覚えておきましょう。

1〜2単位の炭水化物
おにぎりなら1個、ロールパンなら1個、ビスケットなら2〜3枚など
重症低血糖(意識障害や昏睡など)
  • 窒息などの原因になるので、食べ物を無理に口の中に入れない。糖質を摂れないときには速やかに受診を!!

特に低血糖症状が重症の場合、自分では何もできない状態になっています。受診しようにも自分で病院に行くことはほとんどできません。つまり周囲の人に病院へ連れて行ってもらわないといけません。
また意識はしっかりしていても、体がなかなか思うように動かず、カバンの中のブドウ糖を取り出すことさえできない事も考えられます。このような時も周囲の人の協力が必要になります。

普段から、低血糖症状が現れたときに協力してもらえるように、周囲の人にも「どうしたらいいか?」を知っていてもらいましょう。

ブドウ糖やビスケット、ジュースなどの用意も忘れないようにしたいですね。

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2008-11-01公開


もりやま越野病院
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