糖尿病の食事療法


糖尿病では、カロリーや甘いものについては気をつけますよね?
意外に盲点なのが「塩分」です。
「甘いものを食べ過ぎたんだから、塩辛いものを取ればバランスがいい」なんて事、思ってませんか?

減塩のすすめ

糖尿病がなくても、塩分の取りすぎは良くありません。塩分を取りすぎると・・・

塩分の摂りすぎ → 高血圧 → 動脈硬化がより起こりやすくなる、糖尿病の合併症の進行を加速させる

高血圧も「生活習慣病」にあたります。
糖尿病でも喉は乾きますが、塩味のものを食べた後も喉が渇きますよね?
塩分も糖分と同じで体に溜まると、体は薄めようとして水分を取り込みます。これが血液の量を増やして血圧が上昇します。

ですから、血糖値だけでなく血圧もチェックするようにしましょう!

血圧の理想値
130 / 85 mmHg未満

血圧を下げるには

では血圧を下げるにはどうしたらいいでしょう。
血圧を下げる基本は、

食事療法 + 運動療法 + 禁煙 + 少酒

です。糖尿病の治療とおんなじですよね。

食事療法といえば

糖尿病の食事療法は摂取エネルギーと食事のバランスがメインですが、血圧を下げる時の食事療法では、やはり!

減塩食、低塩分調理

になります。
減塩という言葉も、テレビなどでよく言われますし、皆さんご存知だとは思います。
では具体的にどうすればいいか、と聞かれたらどう答えますか?

摂取塩分を減らすための工夫

減塩も、要点を押さえておけば、特別なことをする必要はありません。
注意する点は・・・

食べ方編
  • 過食をしない(食べ過ぎればやはり塩分摂取量も増えます)
  • 汁物は1日1杯
  • 野菜や果物を取る
  • かけるより、つけて食べる
  • 漬け物、梅干しは量、摂取回数とも極力少なく
  • 加工品や調理済み食品など塩分含有量の不明確な食品を控える
調理編
  • 下味などはつけない
  • 味にメリハリをつける(味の薄いものと濃いものをつくることで、薄い味も気にならなくなります)
  • 水分の多い食材は食べる直前にあえる(水分が出て味が薄まらないように)
  • 香辛料、酢、風味や焦げ味を利用する(塩味以外の味覚も使いましょう)
  • 新鮮な食品を使用し、素材の持ち味を生かす
  • 食材に小麦粉や片栗粉をまぶして煮汁や調味料を絡みやすくする

どれも今までの糖尿病の食事療法で聞いたことがある内容ではないでしょうか?
「体に良い食事=糖尿病食」です。あらためて減塩なんて言われると「また制限?」と思われるかもしれませんが、エネルギーやバランスを考えた食事では塩分も多くはなりません。
「あれもこれも注意しなきゃ!」と思うと大変ですが、「体に良い食事」という1点に気をつければいいのです。

というわけで、「体に良い食事」を心がけましょうね。

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2008-11-01公開


もりやま越野病院
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