糖尿病の食事療法


今回は油脂類のお話。

油脂類って・・・?

脂質には蛋白質や糖質の約2倍のカロリーがあります。

「そんなにカロリーがあるなら、取らないほうがいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、

摂り過ぎると-----
高脂血症や心臓病を引き起こす原因に
不足すると-----
脳卒中、高血圧を起こしやすくなる

と、不足しても体には良くないのです。

脂質の種類によっても働きは違います。

動物性の脂肪(肉、バターなど)
・・・血中コレステロールを上げる
植物性の脂肪(魚、植物油など)
・・・血中コレステロールを下げる

脂質の効用としては

などがあります。

脂質は質と量を考えて上手に摂取しましょう。

上手に脂肪を摂取するコツ

其の一:油料理は1日2品まで
其のニ:肉より魚がお勧め
其の三:食品に含まれている脂にも注意
其の四:食物繊維をたっぷり摂る

さてここでクイズです。
この中で、油の仲間はどれでしょう?(答えは下にあります)

バター、油揚げ、豚ばら肉、ポテトチップス、ごま
マヨネーズ、高野豆腐、サラミ、ピーナッツ
クリームチーズ、アボガド、マーガリン、アーモンド
ウインナー、コンビーフ、プロセスチーズ、くるみ

含まれている栄養素の割合によって仲間分けされていますので、「ええ?!そうなの?」と思うものもあります。イメージによる思い込みなどもありますので、難しいですよ?

食材そのものも要注意ですが、調理法というのも大事です。

調理によって食材に含まれる油の割合
かきあげ 25% てんぷら 15%
フライ 10% 唐揚げ 8%
炒め物 5〜10% 素揚げ 5%

もう少し具体的に言うと・・・

チャーハンや焼きそばなどの大皿料理・・・・・・・10g程度
キンピラなどの小鉢料理      ・・・・・・・5g程度

の油になります。

炒め物の野菜はさっと茹でたり、レンジで加熱してから炒めると、材料が吸う油の量を減らすことができる。 というような技もあります。

さて、出来合いのものなどに含まれる油はどうでしょう?

食品 含有油量
マカロニサラダ 一人分50g 6.5g
ベーコン 1枚20g 7.8g
バターピーナッツ 15g 7.7g
ポテトチップス 1袋 27.4g
牛乳 1パック200ml 7.6g
ハウス バーモンドカレールゥ 1人分20g 7.7g
ハウス シチューミックス 一人分20g 3.9g
きつねどん兵衛 7.9g
日清 カップヌードル 16.0g
カレーヌードル 20.7g
UFO焼きそば 22.0g

・・・結構多いですね。これらを食べるときは摂りすぎに注意!ですね。

ここで問題の答えですが、油の仲間としないものを挙げますね。

油揚げ、高野豆腐、ウインナー、コンビーフ、プロセスチーズ

以上のものは油の仲間とはしません
これらには確かに油も含まれているのですが、それ以上に蛋白質が多い為に、蛋白質の仲間である魚・肉・卵と同じ枠に分類されます。
意外でしょう?

と言うわけで、次回は 調味料についてのお話を予定しています。

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2008-11-01公開


もりやま越野病院
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