糖尿病の食事療法


主食+主菜+副菜の献立を!

前回は1日に必要なエネルギー量を計算しましたが、今回は具体的な献立についてお話します。

献立の基本は「主食+主菜+副菜」です。

となります。

よく言われることですが 「栄養のバランスを考える」「1日30品目の食品を取る」
これは糖尿病の食事でも大切です。

栄養のバランス

栄養のバランスを考える、と言われてもどうすればいいんでしょう?
栄養を考える際に、「栄養素」という成分で考えることができます。
テレビなどでも良く聞かれると思いますが、

タンパク質 筋肉、血液をつくる
脂質 効率の良いエネルギー
糖質 エネルギー源となる
ビタミン 体の働きを調節
ミネラル 歯や骨、血液をつくる

以上の5種類が、5大栄養素と言われるものです。
これらの栄養素をそれぞれに過不足なく取れる食事が、バランスの良い食事です。

では、タンパク質を取るには?ビタミンを取るには?どんな食材があるのでしょうか?
実は、栄養素の面から食品を分類した表があるのです。

糖尿病食事療法のための食品交換表 第6版より
表1 穀物、いも
炭水化物の多い野菜と種実
豆(大豆を除く)
ごはんパン
片栗粉パン粉小麦粉はるさめ(干)スパゲティ(干)
ジャガイモサツマイモ長芋サトイモ栗あずき
とうもろこしかぼちゃレンコン
主食となるもの
主に炭水化物
表2 くだもの バナナりんごぶどうイチゴ柿桃
さくらんぼメロンパイナップルレモンキウイフルーツ
主に炭水化物
ビタミン・ミネラル
表3 魚介、肉
卵、チーズ
大豆とその製品
魚貝類えびイカ切り身しじみかつお節
肉鶏肉ハムささみかまぼこ
うずらの卵油揚げ厚揚げチーズパルメザンチーズ豆腐
主にたんぱく質
資質
表4 牛乳と乳製品
(チーズを除く)
牛乳・ヨーグルト カルシウム
たんぱく質・脂質
炭水化物・ビタミン
表5 油脂
他脂性食品
ベーコン油マヨネーズオリーブオイルごま油バター生クリーム落花生・アボガド 主に脂質
表6 野菜
(炭水化物の多い
一部の野菜を除く)
海藻、きのこ、こんにゃく
にんじんアスパラガスブロッコリーチンゲンサイほうれん草えんどう豆インゲンおくら
ピーマントマトかぼちゃとうがらしパセリあさつきねぎ
とうもろこしきゅうりナスズッキーニキャベツ白菜レタス
にんにくセロリぜんまい大根ごぼうかぶ
もやしラディッシュレンコン生姜たけのこたまねぎ
ひじき昆布わかめ海苔
マッシュルームしいたけシメジえのき
こんにゃくこんにゃくこんにゃく
主にビタミン・ミネラル
食物繊維
調味料 みそ、さとう、みりんなど トマトケチャップみりんみそ醤油カレー粉はちみつソース エネルギー量を無視できない
調味料

さて、「主食+主菜+副菜」ですが、まず主食(ご飯)から考えてみましょう。

食事のエネルギーを計算するときに、計算しやすい様に「単位」で考えるのですが、ご飯を茶碗に軽く1/2杯(55g)を量の基準と考え、「1単位」とします。
この単位は主菜、副菜を考えるときにも使います。どんな食材でも1単位のエネルギー量は同じになります。

前回、標準体重に見合った1日当たりの摂取エネルギー量を出しましたね?
それを元に主食の量を出してみましょう。
適正エネルギー量に見合ったご飯の量はこうなります。

総エネルギー量 主食の摂取単位 ご飯の重量換算
1200kcal 110g
1400kcal 165g
1600kcal 165g
220g
1800kcal 220g

さて、自分の1食分のご飯の量はわかりましたか?
ちなみに、ご飯の代わりになるものとしては

などがあります。
これも主食になりますから、「ご飯と一緒に!」というわけにはいきませんよ?

次回は主菜の選び方についての話を予定しています。

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2008-11-01公開


もりやま越野病院
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