金沢市医師連盟の主張


金沢市医師連盟副委員長 鍛治 恭介


 金沢市医師連盟は、金沢市医師会の目的を達成するために必要な政治活動等を行う団体です。そして、その金沢市医師会は、定款に「医道の昂揚、医学、医術の発達普及並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進すること」を目的として謳っています。目的達成のために行う取り組みの中でも、「地域住民の健康及び福祉に関する事項」、は最も重要な事業の一つです。

 かかる目的に向けて社会的な活動を展開するためには、市民の理解と協力を得ることが不可欠になります。ここに民意に基づいた政治との接点が必要となり、医師連盟の存在意義があります。

 医療と関係する社会的な課題はたくさんあります。例えば、今後さらに進む少子高齢化社会を考えた時、高齢者のみ世帯の増大、医療費の騰貴、認知症患者さんの増加、などの問題は、益々厳しくなり、対応が難しくなっていくことは想像に難くありません。そうした課題に対して、専門職である医師として何ができるのか、常にその立場から物事を考えることが肝要だと思っています。

 そして、このような課題に対する政策が、「市民の健康と安全に資するものなのか」、との基準に照らして、専門職としての知識・経験をもとに対応していくこと、また、新しい取り組みの提案をしていくことが、我々の役割だと考えます。 必要な社会保障が当たり前に受けられる社会、その先行きが不安視される現在、緊張感をもった活動が今まさに医師連盟に求められていると感じています。