委員長からの挨拶


金沢市医師連盟委員長 羽柴 厚 


 この度平成30年6月29日に開催された金沢市医師連盟代表者会で金沢市医師連盟執行委員長に選任されました羽柴 厚でございます。まだまだ経験不足ですがよろしくお願いいたします。

 日本医師連盟のホームページには医師連盟の目的を「日本医師連盟会員相互の全国的連携・協調の下、日本医師会の目的を達成するために必要な政治活動を行うことを目的とする。」と謳っています。その下部機関である金沢市医師連盟はその趣旨に賛同した金沢市医師会会員を中心に、市民の皆様の保健・医療・福祉に係る施策の発展向上に資するための政治活動を展開していきたいと思います。

 2025年問題(団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上というこれまでに経験したことのない超高齢化社会)が提起され、地域包括システムの構築、地域医療構想などの政策が粛々と進められ、各自治体においてもそのことを念頭に医療システムの再構築が展開されています。また少子高齢化、労働人口の減少により日本の経済構造が大きく変化しており、財政危機、税収不足のなか医療費の増大が大きな問題となっています。そのため世界に誇る国民皆保険制度にも影響が及ぼうとしています。この国民皆保険制度は国民健康保険法(1958年制定)により1961年から国民健康保険事業が全国で始まりました。その結果「誰でも」「どこでも」「いつでも」保険証一枚で等しく保険医療を受けられる体制が確立されました。

 この国民の健康に対する安心の制度が崩れないようにしっかり見守っていかなければなりません。高額薬剤費の適正化、後発品使用促進の諸問題、遠隔診療のあり方、混合診療の問題など医療の風景が変化している中、改めて医師という専門集団が保健・医療・介護のあり方に深くかかわって国民の安全・安心を担保していかなければなりません。まさに「医政なくして医療なし」であります。国民に安全で良質な医療・介護を提供できるような社会を目指して、政治に携わる方々に働きかけていきたいと考えます。